なぜ、ルビ振りツールを作ったのか
きっかけは、知り合いの中学校の英語の先生の一言でした。英語が苦手な生徒のために、英文にカタカナの読みを振ったプリントを作っている。でも、Wordで一語ずつルビを入れるのは時間がかかるし、表にすると枠線がずれる。そういう話でした。
生徒のための工夫なのに、その工夫に先生の夜の時間がどんどん消えていく。私は大学院でAIの研究をしていて、ふだんからプログラムを書いています。「同じ作業のくり返しなら、プログラムで減らせるかも」と思って、作りはじめました。
こだわったこと
先生と話しながら、実際に使う場面に合わせて直してきました。
- UDデジタル教科書体:学校のプリントでよく使われる、読みやすい書体で表示・保存できるようにしました。
- 2つの形:長い文章をそのまま読みやすくする形と、1行1マスの表にする形。表の形は、先生が実際に使っていた音読プリントを再現しています。
- Wordで保存:画面をコピーすると崩れるので、整った形のままWordで開けるファイルを保存できるようにしました。
- 大きさを数字で調整:文字やルビの大きさ、行の間隔をスライダーで細かく変えられます。
リスニング音源のこと
その後、同じ先生から「リスニングテストの音源を作るのも大変」と聞きました。自分の声で録ったり、読み上げソフトの音声を一つずつつないだりしているそうです。そこで、エクセルに書いた内容から、問題番号や2回読み、解答の間まで入った音源を自動で作る仕組みを作りました。いまはご依頼も受け付けています。
2026年10月、作り直しました
以前のルビ振りツールは、しばらく使われないと止まってしまい、開くたびに待たされる作りでした。いまは、あなたのブラウザの中だけで動く形に作り直したので、いつ開いてもすぐに使えます。入力した英文がどこかに送られることもありません。
浮いた時間で、生徒と向き合う時間が少しでも増えたら、これ以上うれしいことはありません。
運営:M-Lab Apps(大学院でAIの研究をしている学生が、個人で作っています)